ハリー・ポッターと電子書籍

電子書籍リーダのSony Readerを買ったとき,特典としてハリー・ポッターシリーズの「ハリー・ポッターと賢者の石」(第一作)の電子版が無料でダウンロードできた。Pottermoreということで,ハリーポッターシリーズ専門の電子書籍ストアが用意されていた。

この本は以前にも読んだことはあったけど,せっかくなのでダウンロードしてあって,ようやく読み終えた。児童書とはいえ,大人が読んでも十分面白い。その意味では,すごくうれしい特典だったんだけど,じゃあ,ハリー・ポッターが電子書籍としていいのかというと,そこは首をひねってしまう。ハリー・ポッターというのは,もちろん大人でも楽しめるんだけど,やっぱり児童書だと思う。じゃあ,子どもが読むのに,電子書籍ってどうなんだろう。

子どもが,読みたいときにすぐ読むのに,電子書籍というのはまだまだ使いにくいと思う。絵本や子ども向け読み物を読むのに,子どもがiPadや電子書籍端末を使うというのは,正直必然性がないと思う。それに,電子書籍って,本のボリューム感が感じられないので,子どもが読んだときの達成感とかが得にくい。

絵本に関しては,まあ,画面サイズも小さいし,iPadとかで読むっていうのはメリットがあまりない。うちでは,子どもにiPadもPCも比較的自由に使える状態で置いてあるし,子ども向けに「動く絵本」的なアプリもいくつか買ってある。それはそれでいいアプリだと思うし,こどもも比較的楽しんでいると思うんだけど,絵本としてはやっぱり亜流かな。しかけ絵本とかの一種と思えばいいと思うけど,絵本の主流にはなり得ない。

こんなことを書いているけど,基本的には電子書籍推進派だし,子どもにだって,PCやらiPadやらをたくさん触って欲しいと思っているくらい。でも,やっぱり電子書籍っていうのは,大人のものじゃないかな。

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